悩めるアラフォーマクダウェルロストバゲッジ。全英予選を棄権
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/07/31号
2018/08/13更新

悩めるアラフォーマクダウェルロストバゲッジ。
全英予選を棄権

 イギリス、マンチェスターの空港で、ロストバゲッジに途方に暮れる男性が一人……。かつて世界ランク5位まで上ったグレーム・マクダウェルだった。

不振のまっただなか、G・マック

マクダウェルは全英オープンの最終予選会に出場するためにパリからイギリスのマンチェスターに向かったのだが、手違いでキャディバッグが届かない。

マクダウェルは「ほかの人のバッグより自分のバッグのほうが重要というわけではないが、私の生計に影響を与えたことは間違いない。自分のクラブでなければ100%の実力は発揮できない。そこで今回の最終予選会は棄権することにした。頭を切り替えて、アイリッシュオープンに集中しようと思う。この試合とスコットランドオープンには、全英の出場権の枠が3人ずつ残っているんだ」と語った。

結局はマクダウェルのバッグは翌日に出てきたのだが、棄権の決断は変わらず。それにしても、驚かされたのは、むしろマクダウェルがいまだに全英オープンの出場資格がなく、右往左往していることだ。世界ランキングを調べてみると、7月10日時点でなんと179位。全英の出場権が得られる50位には遠く及ばないのが現状だ。

2010年にはペブルビーチで開催された全米オープンでメジャー戴冠。欧州ツアー10勝、米PGAツアー3勝の実績がある。しかし、2015年のマスターズ直前に左足を故障した影響が長引いているのかもしれない。15年11月の米ツアー、マヤコバでは勝利を挙げたものの、以来鳴かず飛ばず。今シーズン米ツアーでは15戦して予選通過は8試合だけ。マクダウェルも今月末には39歳。1つ下のアダム・スコットの成績が低迷し、全米オープンの最終予選に出場して話題になったが、マクダウェルも“苦悩するアラフォー"だった。

スコットもそうだが、世界中に根強いファンがいるマクダウェル。ここからの“復活劇"を見てみたいものだ。

 
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