デシャンボーがっかり。コンパス使用は不可の結論
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/07/31号
2018/08/13更新

デシャンボーがっかり。
コンパス使用は不可の結論

 ブライソン・デシャンボーが試合中にコンパスを使用し、USGAがその可否を検討に入ったとお伝えしたが、結果は「否」と出た。

コンパスといっても羅針盤じゃない、コレよ!

6月下旬のトラベラーズ選手権で、デシャンボーがコンパスを使う様子がテレビに映り、話題に。デシャンボーは「ピンの位置が、書かれたものとわずかに違っている場合があり、カップが正しい場所に切られているか確認するためにコンパスを使用している」と持論を展開。「かなり以前から、当たり前に使用してきたのに……」とのことだったが……。

問題が発覚した当初は、PGAツアーでは判断がつかず、USGAに問い合わせるとのことになり、トラベラーズでは結局9位タイの成績だった。その後、一旦は、「コンパスをデシャンボーのような形で使用することについて、はっきりしない点があるが、現時点ではゴルフルールで禁止されているわけではなく、まもなくUSGAは、これを適法と認めるだろう」とPGAツアーが発表していた。もちろん、USGAに相談したうえでの発表だったが、先の7月3日に、USGAはデシャンボーにコンパスが「選手の判断をサポートする異常な携帯品」として規則14‐3に違反すると説明。今後、コンパスを使用できないことになった。USGAのシニアマネージングディレクター、ジョン・ボーヘンハマー氏は「携帯品の何を許容範囲内として、何を範囲外にするのかの線引きは難しいが、結局コンパスは適法ではないと判断した」と語っている。

どうやらUSGAだけの判断ではなく、R&Aとの協議のうえでの結論のようだが、何やら釈然としない気も……。選手に渡すホールロケーションのシートは、年々正確なものになってはいるが、渡すなら、精度の高いものであるべきで、それができていないからこそ、デシャンボーはコンパスを使用していたのだろうに……。今年はメモリアルで優勝し、上り調子の24歳、これで調子を落とさなければよいのだが……。

 
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