畑岡奈紗が賞金ランク2位に浮上し(7月10日現在)、注目が集まる米女子ツアーだが、今回の話題はリディア・コー。彼女の両親を巡って新旧コーチが舌戦を繰り広げている。
4月に行われた米女子ツアーのメディヒール選手権で1年9カ月ぶりに優勝を飾ったコー。世界ランク1位だったころは年間5勝のペースだったが、復活勝利を挙げて勢いを取り戻すかと思いきや全米女子オープン49位タイ、KPMG全米女子プロゴルフ選手権31位タイといまひとつ。
勝てなかったころはコーチを替え、キャディを替え、クラブを替え、迷走ぶりが取りざたされた。特に辛辣だったのはデビュー当時からコーチを務めたデビッド・レッドベター。彼はいまだに「両親が口出ししたことが迷走の原因」とSNSに綴り「もし100パーセント、彼女に決定権があればいまでも(自分との)師弟関係は続いていた」と未練たらたら。
レッドベターのもとを離れたコーは一時フォン・シャンシャンらを指導するゲーリー・ギルクリストに師事。しかし結果が出ず、昨夏から、アマチュア時代タイガーのライバルとして知られたテッド・オーに指導を仰いでいる。
復活優勝はオーの手腕によるところが大きいといわれているが、その彼が評判の芳しくないコーの両親を擁護する内容をニュージーランドラジオスポーツのインタビューで語った。
「(レッドベターと)議論をするつもりはないが、コーの両親は彼女の最高のサポーター。指導を邪魔するどころか常に彼女のことを親身になって支えている。レッドベターがなにをもって両親を悪くいうのかまったくわからない」
ミッシェル・ウィがそうだったようにステージパパ、ステージママはなにかと世間の批判を浴びるもの。だが東洋系の選手にとって両親は“絶対的存在"というケースが多い。今回の件で旧コーチとの新たなバトルに発展するかも?
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