コーチと元コーチがL・コー巡る"舌戦"
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2018/07/31号
2018/08/13更新

コーチと元コーチがL・コー巡る
"舌戦"

 畑岡奈紗が賞金ランク2位に浮上し(7月10日現在)、注目が集まる米女子ツアーだが、今回の話題はリディア・コー。彼女の両親を巡って新旧コーチが舌戦を繰り広げている。

4月に行われた米女子ツアーのメディヒール選手権で1年9カ月ぶりに優勝を飾ったコー。世界ランク1位だったころは年間5勝のペースだったが、復活勝利を挙げて勢いを取り戻すかと思いきや全米女子オープン49位タイ、KPMG全米女子プロゴルフ選手権31位タイといまひとつ。

勝てなかったころはコーチを替え、キャディを替え、クラブを替え、迷走ぶりが取りざたされた。特に辛辣だったのはデビュー当時からコーチを務めたデビッド・レッドベター。彼はいまだに「両親が口出ししたことが迷走の原因」とSNSに綴り「もし100パーセント、彼女に決定権があればいまでも(自分との)師弟関係は続いていた」と未練たらたら。

レッドベターのもとを離れたコーは一時フォン・シャンシャンらを指導するゲーリー・ギルクリストに師事。しかし結果が出ず、昨夏から、アマチュア時代タイガーのライバルとして知られたテッド・オーに指導を仰いでいる。

復活優勝はオーの手腕によるところが大きいといわれているが、その彼が評判の芳しくないコーの両親を擁護する内容をニュージーランドラジオスポーツのインタビューで語った。

「(レッドベターと)議論をするつもりはないが、コーの両親は彼女の最高のサポーター。指導を邪魔するどころか常に彼女のことを親身になって支えている。レッドベターがなにをもって両親を悪くいうのかまったくわからない」

ミッシェル・ウィがそうだったようにステージパパ、ステージママはなにかと世間の批判を浴びるもの。だが東洋系の選手にとって両親は“絶対的存在"というケースが多い。今回の件で旧コーチとの新たなバトルに発展するかも?

 
【関連記事】こちらも注目です!
2014/05/19 17歳リディア・コーが「 世界で最も影響力のある100人」に。過去にどんな人が?
2015/11/10 数えきれない!?18歳で10勝目リディア・コーがまたまた最年少記録

一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト