全米女子シニア初開催、あっぱれ、日本から入賞者も!
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/08/07号
2018/07/30更新

全米女子シニア初開催、
あっぱれ、日本から入賞者も!

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)会長の小林浩美が、先々週、全米シニア女子オープン(イリノイ州シカゴGC)に出場した。

 50歳以上の女子ゴルファーが出場できる同大会は、今年が初めての開催。過去の全米女子オープン優勝者(10年シード)や、その他のメジャー優勝者などに出場資格があるが、他のオープン競技同様、プロとHCインデックス7・4以下のアマチュアが出られる予選からの枠もある。

 米ツアー5勝の小林は、生涯獲得賞金150位以内の資格で出場。自ら会長を務めるLPGAのオフィシャルウェブサイトに「第1回世界のシニアメジャー大会へ出場できることは、ゴルフ人生の喜び、精一杯プレーをしてまいります。日本のレジェンズツアー、アマチュア女子のシニア層へ、ゴルフの普及拡大の一助となれば幸いです」と意気込みを掲載。満を持して臨んだが、残念ながら予選落ちに終わった。

 優勝は、1987年全米女子オープン覇者のローラ・デービーズ。通算16アンダーで、2位のジュリ・インクスターに10打差の圧勝と、54歳になった今でも、欧州を中心に現役でプレーしている者の強さを見せつけた。

 出場者には、親友のミッシー・バーティオッティをはじめ、小林が米ツアーでプレーしていた時代の名前がずらり。キーガン・ブラッドリーの叔母のパット・ブラッドリー、エミー・オルコット、ジェーン・ゲディスら、岡本綾子が米ツアー時代を共にした仲間たちも元気にプレーしていた。

 樋口久子(全米女子プロ優勝)と、米ツアー17勝の岡本(生涯獲得賞金150位以内)はそれぞれ出場権を持っていたが辞退。その一方で、最終予選から挑んだ斉藤裕子(アリゾナ州)、下條江理子(イリノイ州)、志村香(同)のプロ3人と、全米女子シニアアマで活躍した経験を持つカヤット・朱美中田(カリフォルニア州)の計4人が本戦に挑み、斉藤は5位タイに入っている。こちらも、現役プレーヤー。会長職が多忙で、トーナメント前日のプロアマくらいしかプレーできない小林とは格の違いを見せつけた格好だ。それにしても、海外での予選に挑み、臆することなくプレーするそのチャレンジ精神や立派。若い人も見習うべし!

 
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