全英オープン6位タイで復活ぶりをアピールしたタイガー・ウッズ。これで今季優勝のチャンスが広がった?
待ってろ、ファイヤーストーン!
というのも、全英6位タイの成績により世界ランクが50位となり、2週間後のWGCブリヂストン招待の出場権をからくも獲得したからだ。ファイヤーストーンGCで開催されるこの試合でタイガーは過去8勝しており、非常に相性のいいコースなのだ。
タイガーがランク50位以内に入るのは、2015年の1月以来だから実に約3年半ぶり。一時は1199位まで落とし、今年の初め時点でも649位だっただけに、急浮上していることには間違いがない。
ただ、今回の50位入りはまさに薄氷。もし、全英でジョーダン・スピースが18番でバーディパットを決めていれば、6位タイが3人ではなく4人となり、50位圏内から外れてブリヂストンには出場できなかったとされているのだ。
タイガー自身、全英の最終ラウンド後「ブリヂストンの出場権は得られないと思う。少なくとも4位以内に入る必要があった。行けるのなら、もちろん行くが、無理なら、次はベルリーブ(全米プロの開催コース)でプレーすることになる」と語っていたのだ。
あるいは、タイガーが18番でバーディパットを外した時点で、ブリヂストンの出場を半分あきらめていたのかもしれない。ただ、ブリヂストン招待は、タイガーと相性のいいファイヤーストーンGCで開催されるのは今年限りで、来年からはメンフィスにあるTPCサウスウィンドに移ることが決まっている。そうした意味では、タイガーの“ツキ"はまだ落ちていないどころか、かなり“持っている"とも言えそう。運も才能のうちというが、これはブリヂストン招待でのタイガーの完全復活プランだったりして……?
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