今月20日、全英オープンの会場から、ツアープロにはちょっと気になる情報が伝わってきた。米ツアーでは既に“必需品"ともいえるグリーン面の傾斜を詳細に表した「グリーンリーディングブック」について、来年から厳しい規制が加えられるというのだ。
グリーン面の傾斜を勾配率0・1%単位まで詳細に表示する「グリーンリーディングブック」の存在については、昨年春、全米ゴルフ協会(USGA)とR&Aが「その影響を調査中で、近々対応を明らかにしたい」といった声明を発表した。
あれから一年余り。両団体がどのような規制を加えるのか、気になるところだが、先々週、米ゴルフ誌が、「ゴルフ業界対策の3人の専門家が匿名を条件に語ってくれた」として、来年1月1日から同ブックに示される内容を厳しく制限する予定であると報じた。制限の内容までは語られていないが、例えば勾配率を1%単位にするといった、よりアバウトなものに抑制するのだろう。
関係者にとっては非常に注目される話。すぐに続報がありそうなものだが、ほとんど見当たらない。
また、同ブックを制作するメーカーのひとつ、「ストラッカライン」社がツイッターで「わが社は今日もUSGAと協議を重ねており、そこで得ている情報によれば、USGAは来年1月1日まで再調査、並びに広く意見を聴取中であり、現時点ではいかなる発表も、わが社に関係するものではないと確信している」と投稿。今回の記事内容に疑問を呈している。
果たして真相は?
なお同記事では、R&Aのスポークスマンに取材。「昨年、その影響を調査中であると発表したが、今後数週間以内にさらなるアナウンスができると考えている」とのことなので、その発表を待ちたい。
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