全英オープンで、タイガー・ウッズと並ぶ5アンダーで、6位タイになったエディ・ペパレル。試合前も試合中もほとんど注目されなかったが、試合後のインタビューで、にわかにメディアの関心を集めることになった。
試合後にペパレルは「正直にいうと、実は昨日飲みすぎて、二日酔いだったんだ」と“告白"したのだ。「だから今日(最終日)は、まったくダメだったとは言わないけれど、試合中だという感覚がなかったんだ。69で回ろうと、73で回ろうとどうでもよかった。でも、結果は67で回っていたんだよね。ゴルフというのは、面白い、不思議なゲームだね……」と“名調子"?
2月のカタールオープンで欧州ツアー初勝利を飾り、全英の前週のスコットランドオープンで2位の成績を挙げた27歳のペパレル。地元イギリス出身で、自身も上り調子だっただけに、優勝で一気にスターダム……と目論んでいたのかもしれない。しかし、全英では3日目、16番と18番でボギーを叩いて71とし、トップに8打差。上位に入る見込みはないと、ヤケ酒をしてしまったのだ。
最終日のスタートは最終組の3時間5分前。ギャラリーやメディアからあまり注目されることもないうえ、二日酔いで現実感もなかったというから、プレッシャーを感じずに(?)のびのびプレー。強風のなか、アウトでは、3バーディ、1ボギーの34、バック9に入って2つのバーディで33で回り、最終日のベストスコア、67を叩き出していたのだ。
結果、上位陣がスコアを落とし、6位タイで約3650万円という賞金を手にしたペパレル。酒を飲めば飲むほど強くなるのは映画「酔拳」の話だが、ペパレルはゴルフ界のジャッキー・チェン?
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