ニック・ファルドとのコンビで女性キャディとして初のメジャー戴冠をサポートしたファニー・サネッソンが先の全英オープンでキャディ復帰。アダム・スコットのバッグを担いだ。
アダムとファニー
大会前「偉大なファニーが帰ってきた」と元雇い主のファルドがツイッターにつぶやきを投稿。90年代ファルドのメジャー4勝を支えたファニーは12年にプロキャディ引退を表明していたが、スコットのたっての要望で6年ぶりに大舞台でバッグを担ぐことになった。
かつて世界ナンバー1に君臨したスコットだが現在の世界ランクは73位と低迷中。いまもツアー屈指のショットメーカーなのは誰もが認めるところだが、アンカリングが禁止されてからグリーン上で苦しみ今季もベスト10わずか1回とふるわない。
イギリス人のデビッド・クラークとのコンビを解消したこともあり「いろいろ考えたけど、もし自分が全英オープンで最終日優勝争いをするとしたら隣にファニーがいる図が一番しっくりくる」とスコットが直談判。ファニーを引っ張り出すことに成功した。
同郷のヘンリク・ステンソンのバッグを担いだり、マーティン・カイマーのキャディ兼メンタルトレーナーとして彼を世界ランク1位に押し上げた実績のあるファニー。表舞台から姿を消してからはインストラクターとして地道に活動していた。
全英は、最終日崩れ17位タイに終わったが「パットがよかった」と充足感を漂わせるスコット。だがファニーとのコンビについては「それは彼女次第。僕としては担いでほしいけれど彼女はどうかな?1試合1試合、積み重ねていくしかない」と、なにやら“解消"の予感もするが……。
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