異業種参入だと、ゴルフ界でちょっと話題になっている文房具屋がある。
北区赤羽にある「丸全社」がそれ。一見したところ、ごく普通の文房具屋なのだが……。
実は店の奥には大きなミシンが鎮座している。傍らにはいくつかのキャディバッグがあって、そこには人の名前が刺繍してある……。そう、同社はキャディバッグなどにオリジナルのネームやイラストを縫いつける刺繍屋の顔も持つのだ。
それが過日、テレビで紹介されるや「例年ならヒマな時期にも注文が相次ぎ、“全国版"になりました」と嬉しい悲鳴をあげるのは同社社長・駒橋直人氏。それにしても文房具屋がなぜキャディバッグの刺繍屋を始めたのだろう?
「もともと、表札、卓上ネーム、万年筆などの刻印をやっていまして、6年前、歌手の郷ひろみさんのキャディバッグの刺繍を頼まれたのがきっかけで、本格的に手がけることになりました」(同)。
駒橋氏に依頼したのはタレントなどもサポートしているプロギア。あの大谷翔平のキャディバッグにもネームを刺繍したという。
「それ以来、うちの契約プロ、男子は小平智はじめ3人、女子は原江里菜ほか4人、シニア2人をはじめ、一般のお客さんの注文もお願いするようになりました」(プロギア購買・大鶴浩氏)
もちろん、一般客大歓迎。量産品のキャディバッグでも、オリジナルネームやイラストをいれることで“オンリーワン"の愛着を感じるバッグになること間違いなし。バッグをかかえて赤羽にGO!?
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