アマチュアゴルファーのトップを決める全米アマ。"実際の"試合のほうは19日に終了したが"もう一つの全米アマ"には、まだ参加できる……?という話。
なんとUSGA公認の「バーチャル全米アマ」が始まるのだ。USGAが、人気練習施設を運営するトップゴルフ社と協力して今年から始めるもので、「バーチャル」とあるように、実際にプレーするのではない、オンラインゲームでの“試合"だ。予選会はすでに始まっており(8月26日まで)、上位32人が29日からの1対1のマッチプレーを行い、9月22日に米ジョージア州アトランタで行われる決勝マッチに招待される。決勝マッチといっても、2人で一緒にゲームをするわけだが……。
オンライン上でプレーするコースは、今年の全米アマと同じペブルビーチ・ゴルフリンクス。一方で、トップゴルフが実施している「ワールド・ゴルフツアー(WGT)」専用アプリを入手すればエントリー完了という手軽さで、予選会は何度参加してもいいという。
USGA世界放送部門のトップ、ネービン・シン氏は「WGTとトップゴルフの協力を得て開催する、第1回バーチャル全米アマは、ゴルフという競技に新たな“e-スポーツ"の体験をもたらすだろう。これは、世界中の新しい視聴者とつながる、USGAの革新的な試みの第2段階だ」と語る。
シン氏が「第2段階」と語るのは、過去10年、やはりWGTとともに「バーチャル全米オープン」を開催してきた実績があるからだ。こちらのほうは、今年の大会だけでもネット上で350万ラウンドもプレーされたというから、オンラインゴルファー増に効果があったのは確か。ただ、オンラインゴルファーはテレビ観戦の視聴者増にはつながりやすいかもしれないが、“リアルな"ゴルファー人口増につながるかは未知数。USGAの目論見通りとなるだろうか……?
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