怒ってクラブをドン!ギャラリーにケガをさせたプロ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/09/11号
2018/08/30更新

怒ってクラブをドン!
ギャラリーにケガをさせたプロ

  怒りに任せて地面に叩きつけたクラブが折れ、ギャラリーを直撃。プロが来場者に大ケガを負わせるアクシデントがあった。

 事件が起きたのはウェブ・ドット・コムツアー(下部ツアー)のレギュラーシーズン最終戦ウィンコフーズ・ポートランドオープン。第2ラウンドをプレーしていたケビン・スタドラーは自らのミスショットに怒りクラブを地面に打ちつけた。するとシャフトが折れてクラブが空中を舞い、近くにいたギャラリーの頭に当たって流血騒ぎに。病院に緊急搬送されたが6針縫う大ケガだった。

 父はマスターズチャンピオンのクレイグ。息子のケビンはPGAツアーで1勝しているが、父同様気が短いことで有名。突発的なアクシデントにうろたえ、この件に関してコメントできないほどの動揺ぶりだという。

 同伴プレーヤーのショーン・ミキール(03年全米プロ覇者)がフェイスブックで詳しく伝えている。

 「15番パー3で7番アイアンのティショットを放った彼(スタドラー)はミスショットに怒り足元にクラブを叩きつけました。と、クラブの先20センチくらいのところがボキリ。私はとっさに頭を下げて避けましたが右側にいたギャラリーの頭に当たってしまったのです」

 救急隊が到着するまでの15分間、激しく出血するギャラリーのそばに寄り添ったというが「本人(スタドラー)は打ちひしがれ落ち込んでいました。わざとやったわけではないので周りにいたわれわれは彼の気持ちを少しでも盛り上げようと励ましました。(中略)クラブはときに凶器になる。危険と隣り合わせであることを改めて教えられました」

 左手の骨折でここ2年レギュラーツアー出場の機会がない二世プロは結局予選落ち。被害者がすでに退院しており命に別状がないのがせめてもの救いか。

  
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