やはりゴルフ界にはタイガー・ウッズが必要? タイガーが本格的な優勝争いをしたメジャー最終戦、全米プロの視聴率とギャラリー数ともに大幅アップ。改めて人気の高さを実証した。
テレビ視聴率などの調査会社によるとCBSが放映した全米プロゴルフ選手権最終日の平均視聴者数(日本ではパーセント表記だがアメリカでは人数で表示)は850万人。昨年ジャスティン・トーマスが優勝した17年大会の490万人に比べ、なんと73%増となった。
850万人は09年の全米プロ以来の高視聴者数で、タイガーがあわや優勝かとギャラリーを沸かせたサンデーバック9は視聴者数ピークの1230万人(同社調べ)を記録。全米がタイガーチャージに釘づけになったということ。
1230万人は、その週のCBSのプライムタイム(ゴールデンタイム)最高視聴者数を叩き出したバラエティ番組『アメリカズ・ゴット・タレント』の1100万人を凌ぐものだった。
優勝したのは、後続に影を踏ませぬ圧巻のプレーを披露したブルックス・ケプカだが、話題の中心はタイガー。全米のマスコミはこぞって「タイガー、完全復活間近!」と特集で取り上げ、全米プロの公式ツイッターでは「タイガーのガッツポーズに勝るものはない」というコメントとともに、6メートルのバーディパットで4日間を締めくくったタイガーの動画がフィーチャーされた。
ギャラリー数も前年比173・5%。その大半が送ったタイガーへの声援は、勝ったケプカも「どこにいても地鳴りのような歓声が聞こえてきた。あぁ、タイガーがなにかやったんだな、ってわかったよ」と話すほど。タイガー本人も「ギャラリーは本当に素晴らしかった。どれだけ感謝しても感謝しきれない」と応援に背中を押されメジャーを戦い抜いたと明言している。
スキャンダルがあっても逮捕されても、やっぱりノータイガー、ノーゴルフ?
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