アメリカの大手出版社コンデナストが米ゴルフダイジェストを含む3誌の売却を検討しているという。
コンデナストは「ヴォーグ」「ニューヨーカー」「GQ」など人気雑誌を抱える業界最大手のひとつ。"ゴージャスでグラマラス"な雑誌を得意とするが、昨今の出版不況で業績は下降線。経費削減に努めるなど経営改善に取り組んできたが、昨年は1億2000万ドル(130億円強)の赤字を計上。このままでは倒産の危機というわけで、同社が扱う14誌のなかから「米ゴルフダイジェスト」「ブライズ」(ブライダル誌)「W」(ライフスタイル誌)の3誌を売りに出す方針を打ち出した。また、マンハッタンの一等地のビルに15年から本社を置いてきたが、23階のうち少なくとも6フロアを貸し出す計画も。ネットメディアの台頭で活字媒体が苦戦しているのは日米共通で、昨年はやはり出版大手のタイムが同業のメレディスコーポレーションに28億ドル(約3100億円)で買収され話題になった。
コンデナスト社のスタッフは米ダイジェストを保有する理由を「ゴルフに興味がある人の多くは富裕層。その人たちに向けた広告収入が見込めるのが最大の魅力」と語っていたが、風向きが変わったということか……。ちなみに小誌と米ダイジェスト誌は完全別会社で提携関係はない。
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