先月23日、R&Aは来年の全英オープンの入場券(木曜~日曜日分)が完売したと発表。オフィシャルサイトには、観戦を希望するファンは練習日の入場券はまだ入手可能なので、そちらを申し込んで、と書かれてある。1年も先なのに、もうそんな状況なの?
全英オープンは従来、当日券は無制限に用意され、行けば必ず入場できる大会だった。しかし、来年の大会は1951年以来68年ぶりに北アイルランドのロイヤル・ポートラッシュで開催されるため、もともと大変な混雑が予想されていた。そこで、R&Aは史上初めて「オール・チケット制」、つまり入場券はすべて前売りで、当日券はなし、に踏み切った。すると、売り出された19万枚余りのチケットは、発売開始後48時間で1/5、つまり4万枚近くが売れる大反響。
「北アイルランドでの開催はゴルフファンから長年待たれていたこと。大きな需要があることはわかっていましたが、それは予想以上でした」(R&Aの大会エグゼクティブディレクター、ジョニー・コール・ハミルトン氏)
そして、先日、ついに「完売」となったわけだが、この事態について、全英オープン観戦に詳しい旅行代理店業者は、「19万枚という数は、まだ少ないと思います。基本的に入場制限のない大会ですから、今後、チケットの追加販売、もしくは当日券の販売があるのでは?」といぶかしむ。
R&Aのチケットサイトは、現在、前週の日曜日~水曜日の練習日の入場券と、本戦のキャンセル待ちの申し込みだけが可能になっている。
本戦を絶対に見たいという人は、今後は旅行代理店を頼りにするしかないのだろうか。「枚数は言えませんが、入場券は確保していますので、観戦ツアーは来年も実施する予定です」(都内の代理店、トラベルパートナーズ)
ただし、大会直後のロイヤル・ポートラッシュや、やはり同地の名門ロイヤル・カウンティダウンは大変な人気で、観戦プラス北アイルランドの名コースのプレーというツアーは組めなかったそうだ。観戦だけでなく、プレーも過熱気味であることは間違いない。
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