米と欧が共催イベントってホント?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/09/25号
2018/09/19更新

米と欧が
共催イベントってホント?

  米ツアーと欧州ツアーの共催大会が近い将来開催されるかも?というニュース。

 第一報を報じたのはロイター通信。英国の有力スポーツエージェント、アンドリュー・チャンドラー氏が米欧共催大会の可能性を示唆した。

 世界の2大ツアーではあるが、現状米欧の賞金格差は大きい。優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)以下の大会がほとんどない超リッチな米ツアーに対し、欧州ツアーの主流は総額2億円~3億円。両者の利害が一致するとは思えないが、チャンドラー氏によると欧州サイドは長年米ツアーとのなんらかの共催を模索しており、賞金総額700万ドル(約7億7000万円)を超える試合が8試合になったことから「ウィンウィンの関係が築ける」というのだ。

 来季のスケジュールはすでに決まっているため、共催大会が開催されるとしても再来年以降。時期的には両ツアーのビッグイベントと重ならないという条件で「2、3年のうちに合意し、たとえば欧州ツアーのフラッグシップトーナメント、BMW PGA選手権などが共催候補になる」とチャンドラー氏。

 リー・ウエストウッド、ダレン・クラーク、アーニー・エルス、ローリー・マキロイ、シャール・シュワーツェルらのマネジメントを手がけ、ビッグネームに育て上げた手腕に定評があるチャンドラー氏(何人かはすでに移籍しているが)。欧州ツアーとの関わりが深いうえ、選手の心理を知り尽くしており「選手はお金のためにプレーするわけじゃない。プレーしたいときにプレーする。タイガーやマキロイ、ダスティン・ジョンソンらが出ればどちらのツアーであれ盛り上がること確実」と実現に自信をみせる。とはいえ、現時点では両ツアーからまだ正式な発表はない。

 生前セベ・バレステロスが「将来はすべてのツアーが1つになってワールドツアーが開催される時代が来る」と言っていたが、果たして……。

  
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