プレーオフシリーズ2連勝で年間王者最有力候補に躍り出たブライソン・デシャンボー。ライダーカップのメンバーにも選ばれ、その勢いが止まらない。
これまで数々のお騒がせエピソードを提供してくれた“いかれた科学者"がここにきて大躍進。ノーザントラストで圧勝すると、続くデルテクノロジーズも制して08年の年間王者ビジェイ・シン以来となるプレーオフ開幕2連勝を達成した。
2週間で稼いだ賞金はなんと324万ドル(約3億6000万円)! 今年の初め99位だった世界ランクは年間3勝目で、なんとローリー・マキロイより1つ上の7位に浮上した。
「今年はずっと良いゴルフをしてきたから、なにか素晴らしいことが起こるのは時間の問題だと思っていた」と得意満面のデシャンボー。ここ1年でどこが成長したのかを会見で問われると「ひとことじゃ説明できない。企業秘密だしね。1つや2つじゃなく30個くらい変えたことがある」と、いかにも面倒臭い答えを返すところがまたデシャンボーらしい。
試合翌日にはタイガー、ミケルソンとともにジム・フューリックキャプテン推薦によるライダーカップ初出場が決定。普段から練習ラウンドを一緒にするタイガーから「彼みたいな熱い選手はチームに必要。とくにアウェイ(フランス開催)で戦うときには頼りになる」と太鼓判を押された。
じつはデシャンボー、2年前のライダーカップをギャラリーとして観戦していた。「あの雰囲気、あの興奮。自分も頑張ればいつかこの舞台に立てるという思いを新たにした」
そのライダーカップの会場でキャプテンのデービス・ラブⅢから「きみ、ブライソン?」と声をかけられたときには「鳥肌が立った」と振り返る。「そうです。応援にきました」と答えるとラブは「それはいい。応援ありがとう」。この会話からわずか2年、実力で夢を叶えたデシャンボーは、やっぱりただのお騒がせ男じゃなかった!?
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