ツアー屈指の人気を誇るフィル・ミケルソン。プレーオフ第2戦デルテクノロジーズでの、ファンの少年への神対応に「フィル、かっこ良すぎる!」と賞賛の声が止まらない。
ギャラリーとの掛け合いを楽しみながらプレーするタイプのミケルソンは昨年の同大会のプロアマを観戦していた少年に「ラフからだけどここはどう狙えばいい?」と尋ねた。すると「3番ウッドで260ヤード飛ばせるならグリーンを狙うね」と思った以上に的確なアドバイスが返ってきて「いつでも僕のキャディが務まるよ」と答え、再会を約束していた。
そして1年後、その約束が現実に。プロアマ大会でミケルソンがその少年、ライリー君をキャディに指名。 メジャー5勝のビッグネームのサポートを仰せつかったライリー君はプロ仕様の特大バッグを小さな体で担ぎ、ロープ内を闊歩した。
昨年と同じ残り260ヤード場面では「ここは3番ウッドだろ?」とミケルソンがライリー君に確認。「そうだね」と応じる少年の目の前でナイスショットを炸裂させるミケルソン。ピンまで57ヤードのアプローチでは「球を上げたくないからグリップを短く持って手前から攻めるぞ」と解説するレフティの言葉に深く頷くライリー君。
少年を子ども扱いせず、対等に接する彼の態度が心地よい。ラウンド後はギャラリーのサインや写真撮影に気さくに応じるファンサービスもミケルソンの真骨頂。
ライリー君にとってこの体験は生涯忘れられない思い出になったはず。肩にずっしりと重いキャディバッグやミケルソンとの会話を宝物のように抱えて生きていくのかな?そしていつかプロの道を歩むなんてことも……?
次の世代に夢を与える役目をきっちりこなすゴルフの伝道師。人気があるわけだ。
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