今月末(28日~30日)フランスのル・ゴルフナショナルで開催される欧米チーム対抗戦ライダーカップ。キャプテン推薦のメンバーも決まり、あとは本番を待つばかりだ。
降雨順延となったBMW選手権の試合後、米チームのジム・フューリック主将がワイルドカード最後のひとりを発表。今季ベスト10入り11回のトニー・フィナウが12人目のメンバーに選ばれた。
「まったく予想していなかった」というフィナウだが、フューリックとは不思議な縁が。全米プロの予選ラウンドを一緒に回り2日目に10バーディの猛攻をキャプテンに見せつけている。「抜群の身体能力。勝負強さ。選ばない選択肢はない」とフューリック。
タイガーとミケルソンを含め米チームのメジャーチャンプは9人、トータルメジャー31勝のオールスターキャストは華やかさ満載だ。
一方、6日にトーマス・ビヨーン欧州キャプテンが発表した4人はサプライズ。今季すべてのメジャーで予選落ちしプレーオフシリーズ進出を逃したセルヒオ・ガルシアの名がアナウンスされたからだ。しかもワイルドカードはすべて経験豊富なベテランばかり。ガルシアのほかイアン・ポールター、ポール・ケーシー、ヘンリク・ステンソンがメンバー入り。ライダーカップルーキーが5人と若いチームの精神的支柱になってほしいというビヨーンの思いだった。
「ガルシアはチームの鼓動。彼の周りにいると誰もが良い影響を受ける。コース内外でリーダーシップを発揮してくれるはず」(ビヨーン)。かつて同郷のセベ・バレステロスがチーム戦のムードメーカーだったように、ガルシアの存在は大一番に欠かせない?
欧米のマスコミの論調は概ねビヨーンの決断に肯定的。大会直前世界ランク1位に浮上したジャスティン・ローズの存在も心強い。ちなみに、米チームはアウェイで25年勝利がないのだが、さて……。
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