多すぎでしょ!女子ツアー5度目のスコア誤記失格
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/10/16号
2018/10/19更新

多すぎでしょ!
女子ツアー5度目のスコア誤記失格

  女子ツアーで今年5度目のスコア誤記失格が発覚。それにしても多すぎやしないか……。

 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日。サスペンデッドとなった第2ラウンドの残りが再開されたが、そのホールアウト後、スコア誤記(過少申告)で蛭田みな美が失格となった。13番(パー4)を、実際は5だったのだが、4と記入したまま提出してしまったのだ。実際はマーカーがスコア記入するのだが、それを本人がアテストし、署名をして確認して提出するのだから、最終的には本人の責任となるわけだ。ご存知のように過大申告は失格にはならない。そのままのスコアが記録される(規則6-6d)。

 今年の女子ツアーで、過少申告で失格になった例を時系列で挙げると……。

 4月のスタジオアリス最終日に原英莉花。6月、サントリーレディスでは上田桃子。8月にはCATレディースで新垣比菜、ニトリレディスでは金田久美子。そして今回の蛭田。原、新垣、蛭田は、いずれも若手ではあるがジュニア時代から経験は豊富。金田もベテランの域に入る選手で、上田にいたっては米女子ツアーを転戦した猛者でもある。

 スコア提出場は、以前はスコア提出箱があって、そこに入れたら修正は不可能だった。しかし現在では箱ではなく"エリア"になっていて、レコーダー(スコア記録係)が確認し、間違いが見つかれば、エリア内(例えばクラブハウスやスコア提出小屋)に選手がいれば修正できるようになっている。もし、昔のような箱だったら、もっと違反者がいたに違いない!?「女子はプロになってからのマナー、ルールの勉強期間が足りないのでは?」(ルール研究家・小山混氏)。こんな疑問が出るのは無理からぬ話だ。

 試合ではマーカー制になっているが、マーカーは「人のスコアより、自分のスコアが大事」なことはいうまでもない。だからこそアテストが大事なのだ。失格になったら、むろん賞金はもらえない。ルール無知は自分を毀損する。このことを胸に刻んでほしいものだ。

  
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