来年はPGAツアーが日本で観られそうだ。
水面下で交渉が続けられてきた日米両ツアー共催競技だが、ここにきてスポンサーが決まり来年10月下旬開催が実現することになる。
気になるスポンサーはいま話題の「ZOZO TOWN」。運営会社のスタートトゥデイ(本社・千葉市)の前澤友作社長は先頃、民間月旅行初の搭乗客になることを発表して世間を驚かせたばかり。23年以降に月に行く前にPGAツアーの日本開催をスポンサードするという。
現在、米ツアーは束の間のオフに入り、10月に2018-19年シーズンが開幕する。序盤にCIMBクラシック(マレーシア)、CJカップ(韓国)、WGC-HSBCチャンピオンズ(中国)とアジアシリーズが組まれている。しかしCIMBクラシックの開催は今年が最後とみられ、その穴を埋めるべく白羽の矢が立ったのが日本だった。
フィールドは80人前後で予選落ちはなし。まだ出場資格や日本ツアーからどれくらいの選手が出場できるかなどは未定だが、主催者筋からは「タイガーと松山が日本で激突する」といった強気のコメントが聞こえてくる。
そのワケは試合後にタイガーと松山がエキシビションマッチを行う計画が同時進行しているから。それもまた「ZOZO マッチ」になりそうだというから"ZOZOマネー、どんだけー?"の世界である。
選手会長の石川遼は今回の件に関し「夢のある話。日本のゴルフ界にとって良いことだと思う」と前向きなコメントを寄せており、自身の米ツアー参戦経験から「良いメンバーが集まってくれると期待している」と歓迎ムード。
バブルのころはエルスやミケルソンら大物が「日本に来れば稼げる」と毎年のように来日したものだが、タイガーの登場で日米の賞金格差は拡大し、いまや優勝賞金1億円超えの試合がズラリと並ぶ米ツアー。来年日本で行われる大会でも優勝賞金1億円超えは必至? 日本ツアーの賞金と比べると、ゾゾッとするものがあるが……。
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