週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

味・音・匂い”三重奏”で
客の６割がステーキを頼むコース

　　食欲の秋到来。ラウンドの日は、肉をモリモリ食べてパワーモリモリ……という人も多いだろうが、なんと来場者の６割以上が注文するという人気ステーキがあるという。

ああ、いま食べたい……

　菊池ＣＣ（熊本県）のステーキ定食がそれ。人気の理由は、味・音・匂い。高齢者も食べやすいように、柔らかい肉を使い、アツアツの鉄板で出すスタイル。醤油ベースのソースも食べる直前にかけるので、ジャーッという音と香ばしい匂いが辺りに充満する。隣のテーブルの人がこれを食べていれば、その隣の人も……というふうに、注文が“伝染＂していくようだ。そこは“そば屋でカレーうどんを注文してしまう法則＂に似ている？　いまや、すっかり名物メニューで、菊池ＣＣといえばステーキと言われるほど。

　三原祐二総店長に人気ぶりについて聞いてみると、「もともと７、８年前に実施した『ステーキ祭』で出したメニューだったのが人気となって、定番メニューになりました。ポイントは柔らかい肉を使っていることや味、１２００円という手軽な値段などでしょうか。あと、基本のステーキは１２０グラムなのですが、追加料金でプラス60グラム、プラス１１０グラム、グラム数が倍のダブルなどに変更できるんです。ですから、お年寄りや女性、若い男性もそれぞれ満足できるのでは」とのこと。セルフでご飯、みそ汁、スープもつく。ご飯をお代わりするもよし、糖質制限をしているという人は少なめに……と自由自在。

　味の良さは基本として、リーズナブルな値段、量が選べる、五感に訴える……人気メニューのヒケツ、ここにありと見た。

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