米国男子に聞かせたい?韓国女子はワンチーム!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/10/16号
2018/11/01更新

米国男子に聞かせたい?
韓国女子はワンチーム!

  韓国インチョンのジャック・ニクラスGCで10月4~7日に行われた女子ゴルフの国別対抗戦「2018UL インターナショナル・クラウン」。米国や日本など8カ国で争われ、ホームの韓国が初優勝。これには現地メディアも大喜びだ。

 「“チーム・コリア"3度目の正直でインターナショナル・クラウン初優勝! 女子ゴルフの中心は大韓民国!」とのスポーツ紙『スポーツソウル』の大見出しのほか「インターナショナル・クラウン初優勝の“快挙"」と、経済紙『韓国経済』も誌面をさくほど。

 韓国は14年の大会新設以来、14年は3位タイ、16年は2位タイと、あと一歩のところで優勝を逃してきた。それだけに今回は大会前から「屈辱のチーム・コリア、今回こそ雪辱を」(経済紙『ソウル経済』)などと報じられていた。結果、約7 万5 0 0 0 人(!)のファンが見守るなか、念願の初優勝を遂げたのだから、お祭り騒ぎも当然か。

 とくに注目されたのがチームワークの良さ。代表チームには現在8週連続で世界ランキング1位を走るパク・ソンヒョンをはじめ、ユ・ソヨン(同3位)、キム・インギョン(10位)、チョン・インジ(27位)ら精鋭が揃ったものの、団体戦の経験は多くない。そのため大会前にはチームワークに不安が残るとの声も上がっていたのだが「一緒に練習ラウンドをするなどして、最も重要なチームワークを固めることにも心血を注ぎ、韓国ゴルフファンに優勝をプレゼントするという気持ちだけで一つになっていた」(スポーツ紙『スポーツ東亜』)と評価されている。全国紙『中央日報』も、大会前にユ・ソヨンがほかの3人に食事をおごったことや「チームメートのおかげで優勝できた」と口を揃えた4人のコメントを紹介しながら、「女子ゴルフの優勝に“ワンチーム"があった」と称えた。

 何やらライダー杯の米国チームに聞かせたい話だが……。

  
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