終わったばかりなのに。次回のライダーカップ主将選び
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/11/06号
2018/11/08更新

終わったばかりなのに。
次回のライダーカップ主将選び

  米チームと欧州チームの2年に一度の対抗戦、ライダーカップは先月末に終わったばかりだが、早くも欧州チームの次期キャプテン人事が取りざたされている。

 トーマス・ビヨーンからバトンを受け継ぐのは順当にいけばリー・ウエストウッドのはずだった。45歳のウエストウッドは、メジャー勝利こそないが欧、米、アジアなど世界各地で通算42勝(日本でも4勝)を挙げており、実績も十分。ライダーカップには過去10回出場しており、今年は副キャプテンのひとりとしてチームの勝利に貢献した。

 ところが水面下で進んでいたオファーをウエストウッドはあっさり辞退。「今回は引き受けるつもりはない。あと2年は選手として出場する術を模索したい。もしやらせてもらえるなら、4年後のローマ(イタリア)がいい」と言い出したのだ。

 20年の開催コースは欧州チームにとってアウェイの米ウィスリングストレイツGC。ここ5大会、抜群のチームワークで米国のスター軍団に4勝1敗と圧勝している欧州チームだが、アウェイでの戦いは、やはり厳しい。それがネックだったのか……?

 ウエストウッドの辞退でキャプテン候補に急浮上したのがパドレイグ・ハリントンだ。「彼は副キャプテンを3大会連続で務めていて信頼できる」とビヨーンもハリントンを高く評価。ジャスティン・ローズもアイルランド出身の47歳を推しており、辞退した当のウエストウッドも「ハリントンはメジャー3勝を挙げている。アメリカのギャラリーにも人気があるし、最適だと思う」と、猛プッシュ。

 今後、欧州ツアーのチーフエグゼクティブ、キース・ペリー氏と同ツアーの選手会、過去3大会のキャプテン(ビヨーン、ダレン・クラーク、ポール・マッギンリー)の合議によって正式なキャプテンが決定するが、2年後に指揮をとるのはどうやらハリントンになりそうだ。

  
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