ジョナサン・ベガスがまたやらかした。パスポートの有効期限が足りず、マレーシアで行われたCIMBクラシックへの出場を断念せざるを得なくなったのだ。
ベガスといえば昨年の全英オープンの際、渡英に必要な就労ビザが切れており、直前に申請し直したものの手続きに手間取り、試合会場に到着したのはなんと当日のスタート45分前。本人はなんとか現地にたどり着いたがクラブが届かず、メーカーの担当者がかき集めたクラブでメジャーに挑んだという“前科"がある。
結局予選落ちに終わり、自らの「思い込みと不注意」を反省していたが悪夢再び。10月8日に自身のツイッターで「パスポートの有効期限が2カ月しか残っておらずCIMBクラシックに出場できなくなったのは本当に残念。わが国(ベネズエラ)は問題を抱えており、パスポートの更新がそのひとつ」と、何やら言い訳っぽくつぶやいた。
とはいえベネズエラ人だけでなく、他国に入国する場合、パスポートの残存期間をチェックするのは常識。マレーシアの場合、6カ月に満たない場合はパスポートの更新をしてから訪ねなければならないのだが、世界中を飛び回るプロがそれを知らなかったとは不覚。
全英オープンでの失態もあるのだから、本人任せにせずマネジメント会社がサポートするなど方法はあったはず。しかも昨年のCIMBには出場していたのだから入国に関する条件を知らないはずはないのだが……。
CIMBクラシックは出場人数が78人で予選落ちはなく、優勝賞金126万ドル(約1億4000万円)のビッグトーナメント。大金獲得のチャンスを逃したベガスは「ショックが大きい」と言うが、身からでたさび。2度あることは3度あるというが……?
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