次頁で世界ゴルフ殿堂の話題をお伝えするが、日本の本間ゴルフのクラブセットが、なんと"博物館入り"を果たした。
ゴルフの聖地、セントアンドリュースのゴルフ博物館に展示されるのは「BERES5スター」。世界でもっとも高額なクラブということで、10月1日からのアルフレッド・ダンヒル選手権に合わせて展示された。
博物館の首席キュレーター、ローリー・ラエ氏は「世界でもっとも高額なゴルフクラブを展示することで、この地を訪れる多くの観客やセレブ、プロゴルファーたちの来場を楽しみにしている。一つのゴルフクラブのセットでこれほどの注目を集めるものはないし、ディテールを見るチャンスはそうあることでもありません。本間ゴルフの協力を得て、こうした機会を得ることができたことを嬉しく思います」と語る。
このセット、イギリスでは1本4150ポンド、14本セットで6万ポンドということなので、日本円にして900万円前後。セントアンドリュースの隣町のパースなら、1LDKのマンションが買える値段だ。どんなクラブか見てみたくなるのもわからないではない。
このゴルフ博物館、ゴルフファン垂涎もののお宝が詰まっているのだが、ショップやオールドコースが見えるレストランに比べれば、客足はいまいちという。というわけで、日本のクラブが“客寄せパンダ"的な役割を果たしたというわけ。
メーカーにとっては名誉なことだし、セレブの目にとまって購入……という運びにもなるかもしれない。さて、効果やいかに。
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