韓国で行われていた米ツアーのCJカップで"逆輸入プロ"と呼ばれるブルックス・ケプカが優勝し、初めて世界ランク1位に躍り出た。
ブルックス・ケプカが“逆輸入プロ"と呼ばれるのは、アメリカ人のアマチュアとしてそれなりの実績を挙げていたにもかかわらず、PGAツアーのQスクールを受けずに欧州ツアーの下部ツアーからプロデビューしたからだ。
2012年の欧州下部ツアー初優勝を足がかりに欧州ツアーに昇格し、さらに米ツアーへというステップを踏んでいる。昨年と今年、全米オープンを連覇し、さらに全米プロでも勝ち、世界ランクを2位とした。
世界ランク1位についてケプカは「スイスでのプロ初戦を振り返ってみると、当時は6年後に世界1位になるなんて言えなかった。信じられないよ」と語っている。
日本では、初来日した一昨年のダンロップフェニックスで優勝し、世界ランク17位になった。昨年もまた勝ち、世界ランク7位へ。
ケプカは今年もダンロップフェニックスに参戦を表明しているが、このまま11月中旬まで世界ランク1位を維持したまま来日すれば、同大会として“現役"の世界一を迎えるのは、2006年のタイガー・ウッズ以来のことになる。
タイガーもこの大会、04年、05年と連覇しているが、3連覇がかかった06年は首位タイに立ちながらもパドレイグ・ハリントンにプレーオフで敗れた。
ちなみに、04年のタイガーは春先のアクセンチュアマッチプレー以来勝ち星がなく、世界ランク1位をビジェイ・シンに明け渡していた。
翌年のマスターズを制した際に「ダンロップフェニックスで勝てたのが自信になった」と振り返っていた。
ダンロップフェニックスで3連覇したのはジャンボ尾崎(94年~96年)だけ。果たしてケプカの3連覇は見られるのだろうか。
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