欧州ツアーが米PGAツアーにラブコール。これで"ワールドツアー"実現となるのだろうか。
欧州ツアーのチーフエグゼクティブ、キース・ペリー氏は「これまで、私たち欧州ツアーと米ツアーがぎくしゃくした関係にあった理由を私は知らない。しかし、私とジェイ(モナハン氏、米ツアーコミッショナー)とは素晴らしい関係を築いている」と、両ツアーの“不仲説"を否定。さらに「今後は、現状よりもはるかに良い戦略的な協力をし、連携関係を築いていく必要がある。その連携関係はワールドツアーを意味するのか? その可能性はあるが、まずは積極的な会話を始めようと思っている」と、何やら思わせぶりだ。
先ごろペリー氏は、来季のスケジュールを発表したが、2019年の1月は、16日のアブダビHSBC選手権に始まって、ドバイデザートクラシック、新規に2月頭のサウジインターナショナルと中東での試合を持ってきて、さらにアメリカのフェデックスカップが終わった後で、9月22日からのBMWPGA選手権、その後にフレンチ、イタリアンオープンを移動させている。
実は、ペリー氏の構想は、今のまま両ツアーを運営しながら、試合の一部をワールドツアーに格上げしようというもの。年4回、1、2月の初旬、全英オープンが開催される前後の7月、そしてフェデックスカップ後の秋と年末に、世界のトップ選手を集め、ワールドツアーにしようというものだ。
知名度のあるトップ選手が同週開催の二つの試合にバラけてしまうより、まとまったほうがファンの関心が高まるのは間違いない。しかし、ワールドツアーにならなかった試合は、“格下の試合"になるということ。テレビ放映権が主要な収入源の米ツアー。格下になる試合の放映権をどう売るのか? ペリー氏が語るほど簡単ではないような気がするが……。
ちなみに、日本のツアーはペリー氏の構想外らしい。
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