R&Aが欧州ツアーのチャレンジツアーの選手たちを支援し始めている。
R&Aのゴルフの発展部門とアマチュアのイベント部門を兼任するエクゼクティブデイレクター、ダンカン・ウィアー氏は「R&Aは、今後10年間に世界のゴルフ界への投資を倍増させて、2億ポンド(約295億円)を投資することを計画している。私たちは、すべてのレベルにおけるゴルファーの成長をサポートするために、アマ、プロを問わずに投資を行っている」と語る。
ウィアー氏は全英アマやウォーカーカップなどのアマチュアのイベントを統括している人物。最初はそうしたアマチュアの競技に参加する選手をサポートし、その選手たちが後々プロ入りした後もサポートを続けているということのようだ。実際、先ごろ開催された欧州チャレンジツアーのファイナル、ラス・アル・カイナーという試合に出場した、45人の選手全員が何らかの形でR&Aの支援を直接受けているというから驚きだ。
プロの競技がゴルフの人気を牽引するのは確かで、ゴルフの発展のためには欠かせないだろう。とはいえ、日本でいえば、JGAがチャレンジツアーの選手のスポンサーになるようなもので、R&Aがプロの選手をサポートするというのには、やはり違和感があるのだが……。
ただし、R&Aは、全英オープンの放映権をスカイスポーツ(1500万ポンド、22億円余り)とアメリカのNBC(5000万ドル、56億円余り)に売っており、それだけで年間約80億円の収入がある。もはや、あり余っている(?)資金の使い道として、"有望と思われたのがチャレンジツアーの選手たちへのサポートなのかもしれない。プロを目指すのなら、まず欧州ツアーから……がお得?
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