40歳のマット・クーチャーと45歳のリー・ウエストウッドが欧米で復活優勝。なんと2人には共通点がいっぱいで……。
米ツアーのマヤコバクラシックでクーチャーが14年以来4年ぶりの優勝を飾ると、同じ週の欧州ツアーではウエストウッドがネッドバンクチャレンジで逆転勝利。こちらも4年ぶりとあって両者の共通点が話題になっている。
「最近は思うようなゴルフができなくて(勝つことを)諦めかけていた」とクーチャーが言えば「年をとって、もう2度と優勝できないのでは? と思っていた」とウエストウッド。
不安を抱えたベテランに降ってわいた復活劇にクーチャーは笑いが止まらず、ウエストウッドは涙が止まらなかった。
40代、4年ぶり優勝のほか2人にはもう1つ共通点があった。それはともにエースキャディが不在だったこと。
クーチャーがマヤコバ出場を決めたのは大会直前。すでにエースキャディは休みをとっており、ローカルキャディをスポットで雇うことに。多少の不安はあったものの「お互いのんきな性格でウマが合った。彼が運を運んできてくれた」と初日から首位を守って完全Vを達成。「これでハワイに行ける」と19年初戦のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズに参戦できる喜びを口にした。
一方のウエストウッドもエースキャディがオフだったため、ガールフレンドのヘレンさんがバッグを担ぐことに。すると大会本命のセルヒオ・ガルシアを最終日に逆転し見事ツアー24勝目をゲット。
「これからも担いでもらおうかな」と涙を溜めながら、白い歯を見せた。ちなみに99年に結婚したローラさんとは2児をもうけたが15年に離婚している。
実は、クーチャーの妻シルビさんも夫のキャディ経験あり。今回のマヤコバでは体調を崩したザック・ジョンソンのキャディのピンチヒッターを務めていた。
勝ちたいと思うと勝てず諦めかけたら優勝。「ゴルフは不思議」というクーチャーの言葉はまさに実感だ。
【関連記事】こちらも注目です!
2012/5/28 怒ったところを見たことないスマイルさん、クーチャーが4勝目
2015/9/1 ゴルフを大衆化しよう!ウエストウッドが振興策提案
一覧へ戻る
|