笑いと涙。エースキャディ不在、二人の40代が4年ぶりV!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/12/04号
2018/11/27更新

笑いと涙。エースキャディ不在、
二人の40代が4年ぶりV!

 40歳のマット・クーチャーと45歳のリー・ウエストウッドが欧米で復活優勝。なんと2人には共通点がいっぱいで……。

 米ツアーのマヤコバクラシックでクーチャーが14年以来4年ぶりの優勝を飾ると、同じ週の欧州ツアーではウエストウッドがネッドバンクチャレンジで逆転勝利。こちらも4年ぶりとあって両者の共通点が話題になっている。

 「最近は思うようなゴルフができなくて(勝つことを)諦めかけていた」とクーチャーが言えば「年をとって、もう2度と優勝できないのでは? と思っていた」とウエストウッド。

 不安を抱えたベテランに降ってわいた復活劇にクーチャーは笑いが止まらず、ウエストウッドは涙が止まらなかった。

 40代、4年ぶり優勝のほか2人にはもう1つ共通点があった。それはともにエースキャディが不在だったこと。

 クーチャーがマヤコバ出場を決めたのは大会直前。すでにエースキャディは休みをとっており、ローカルキャディをスポットで雇うことに。多少の不安はあったものの「お互いのんきな性格でウマが合った。彼が運を運んできてくれた」と初日から首位を守って完全Vを達成。「これでハワイに行ける」と19年初戦のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズに参戦できる喜びを口にした。

 一方のウエストウッドもエースキャディがオフだったため、ガールフレンドのヘレンさんがバッグを担ぐことに。すると大会本命のセルヒオ・ガルシアを最終日に逆転し見事ツアー24勝目をゲット。

 「これからも担いでもらおうかな」と涙を溜めながら、白い歯を見せた。ちなみに99年に結婚したローラさんとは2児をもうけたが15年に離婚している。

 実は、クーチャーの妻シルビさんも夫のキャディ経験あり。今回のマヤコバでは体調を崩したザック・ジョンソンのキャディのピンチヒッターを務めていた。

 勝ちたいと思うと勝てず諦めかけたら優勝。「ゴルフは不思議」というクーチャーの言葉はまさに実感だ。

  
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