米シニア61歳王者B・ランガー。優勝は最終日61のV・シン
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/12/04号
2018/11/27更新

米シニア61歳王者B・ランガー。
優勝は最終日61のV・シン

 米シニアツアーは今季の試合が終了。「61」がキーナンバーとなった。

 最終戦チャールズ・シュワブカップ選手権に勝利したのはビジェイ・シン(55)で、最終日にコースレコード(タイ記録)の61でラウンド。一方、ポイントで争う年間王者には、おなじみ、ベルンハルト・ランガーが61歳という最年長記録で戴冠。

 ランガーは「年を経るごとに良くなる赤ワインのようになろうと努力している」と粋なコメント。ちなみに、ランガーはシニア入りしての11年間で10回の賞金王、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれること8回。平均ストローク数でも2014年以来、毎年トップになっている。ヘイル・アーウィンが持っていた60歳以後の3勝という記録を、今季2勝の上積みであっさり破り、まさに熟成ワインのような〝ビンテージ〟の魅力。

 米メディアでは、米レギュラーツアーで52歳10カ月と8日という最年長優勝記録を持つサム・スニードとも比較されることも。そういえば、スニードがLAオープンで最終日に惜しくも破れて優勝を逃したのも61歳の時だった。 メジャーの最年長予選通過記録は、スニードの67歳だが、ランガーなら記録更新もありうるというのがもっぱらのメディア評。

 シンの61というスコアは、会場となったフェニックスCCのコースレコード。1970年にジョニー・ミラーがこの記録を作って以来、ベン・クレンショーなど何人かが同コースで61を出してはいるが、シンが最年長。

 「1番、2番でバーディをとって波に乗った。こんなにパットが入ってくれたのは久しぶり。どんなスコアで回っているか、知らなかった」とは、いわゆる〝ゾーン〟に入っていたであろうシンのコメントだ。

 この二人、アメリカのさまざまな最年長記録を更新し続けそうで、来季も要注目!

  
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