ポテンシャルNo.1プロ、額賀辰徳ビッグ大会でついに戴冠
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/12/04号
2018/11/27更新

ポテンシャルNo.1プロ、
額賀辰徳ビッグ大会でついに戴冠

 荒天のため54ホールに短縮された三井住友VISA太平洋マスターズで、プロ入り当初から〝大器〟と言われ続けた額賀辰徳(34)がツアー初優勝を遂げた。

長男・智也君と次男・大雅(タイガ!)君もノリノリ

 額賀が〝大器”と言われたのは、圧倒的な飛距離のため。加えて、日本オープンのローアマや全日本学生など大学での数々のタイトルも額賀への期待となった。

 小学5年のときにサッカーで茨城県代表として全国大会に出るほどの運動神経の持ち主だったが、中学生のときに、父の手ほどきで始めたゴルフにのめりこみ、以来ゴルフ一筋で中学、高校、大学を過ごした。

 06年にプロ転向すると17年までに4回ドライビングディスタンス1位。規定試合不足で〝未公認”だったシーズンもあり、それもカウントすれば、計6回にもなる。

 プロたちが「ポテンシャルが高い人は?」という話題になると必ず口にするのは額賀の名前だ。そんな期待と裏腹に、額賀はなかなか成績を出せなかった。ようやく下部ツアー賞金ランク上位の資格で出場権を得て賞金シードに入ったのは09年。だが、その翌年あっけなくシード落ち。11年にはチャレンジ賞金王になってツアーに返り咲くも、12年はランク85位でシード獲得ならず。15年にランク61位で2度目の賞金シードとなったが、16年にはまたも陥落。

 今回の優勝では、舞台となった太平洋クラブ御殿場のコース改造も額賀にとって追い風になったのかもしれない。これまでパー5だった6番と11番が長いパー4に変更された上に、全長も7246ヤード・パー72から7327・パー70になったのだ。

 コース改造の監修には松山英樹も加わったが、額賀は火曜日の練習ラウンドを松山と回りヒントを得たそうだ。額賀は「英樹に感謝しないといけません」と語っていた。

 大会の翌日は岡山に移動してサードQTに出場する予定だったが、優勝で来シーズンのツアー出場が確定したため、もちろんキャンセル。

 〝大器晩成”のさまを、ファンに見せつけてほしい

  
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