ここ3年ほど、ささやかれ続けてきた米ツアーの日本開催の実現がようやく正式発表。課題と展望は……。
記者発表には松山英樹も
大会名は「ZOZOチャンピオンシップ」。スポンサーは「月へ行く」と宣言した前澤友作社長率いる㈱ZOZOだ。日程は来年10月24日~27日。賞金総額975万ドル(約11億円)、優勝賞金が175万ドル(約2億円)と超ビッグ。出場人数は78人で予選カットはなし。
課題としては、出場者を巡る〝せめぎ合い〟がある。まず、PGAツアーからはフェデックスカップポイントランキング上位60人。次にJGTO(日本ゴルフツアー機構)から7人の枠があるが、人選の決定法は未定。さらに、ブリヂストンオープン2019の上位3人枠。これは元来、同大会がこの日程にあって、ZOZOに譲ったという経緯があるため。しかし、このなかにアマが入ったらどうなるか、3位タイがいたらどうするかなども、やはり未定。
またスポンサー推薦枠が8人あるが、内訳はPGAツアー4人、JGTO3人。もう1人は前澤氏が握っているとのことで、もしタイガー・ウッズが60人枠から外れた場合、推薦枠を使うのではないかなど、憶測が飛んでいる。
舞台は習志野CCに決まった。ZOZOは千葉に本社があり、前澤氏は千葉にあるゴルフ場にこだわってきた。独自の取材では、これまで東京クラシックC、鷹之台CC、千葉CCなどの名が候補に挙がり、太平洋クラブ御殿場C、カレドニアンGCなども手を挙げたというが……。
ご存知の方も多いだろうが習志野CCは2グリーン。テレビ解説者の佐渡充高氏は「都内からのアクセスが比較的良く、かつてサントリーオープンなどを開催しトーナメントのノウハウがある。1日約3万人が見込まれるギャラリーも収容できるということで、2グリーン制には目をつぶろうということではないでしょうか」と、決定の理由を推測する。
前澤氏に疑問をぶつけたところ「確かに、PGAツアーの試合で2グリーンには違和感がありますが、キングやクイーンをうまく使い、改修についても相談していきたい」とのこと。開催までは1年を切っている。前澤社長のウルトラCが出るか。
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