週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

LA山火事。
１バーディ20ドル寄付米女子プロ善意の拡散

　米カリフォルニアで州史上最悪の山火事が発生し現在も死者行方不明者が増加している。その惨状を受け米女子ツアーの選手が立ち上がった。

　アクションを起こしたのはカリフォルニア大出身の31歳、ティファニー・ジョー。自身のツイッターで「知り合いの家族も被害に遭っています。ＬＰＧＡのみんな、スターバックスに使うお金を寄付するか投稿を拡散して」と呼びかけた。

　すると、すかさず同じくカリフォルニア大出身のジェーン・パークが反応。「今週１バーディにつき20ドルを寄付するわ。誰かこのアイデアにつきあわない？」とツイート。これにＬＰＧＡツアーコミッショナー、マイケル・ワンが呼応。「僕も今週ジェーン（パーク）がバーディを獲るごとに20ドルを寄付する」。そこから次々に寄付の輪が広がりスペインのアサハラ・ムニョスやイギリス出身の若手、ブロント・ローが「私も乗った」と追随した。

　モデルとしても活躍するペイジー・スピラナックもパークに賛同するとＳＮＳで公言。

　業界ではよく１バーディにつきいくらか寄付するという話があるが、寄付するのは選手本人ではなくスポンサーというケースも多い。だが今回は選手発信で、ポケットマネーを寄付しようという善意の輪が広がっている。

　「ならば自分はジェーン（パーク）がイーグルを獲ったら１００ドルを寄付する」という一般人も現れ、被災者から「私は家も持ち物もすべて失ったけれど家族は無事でした。それが一番大事ですものね。皆さんありがとう」という声が届いている。

　パークは最終戦の３日目まで１バーディ20ドル、最終日は40ドルに増額し１００ドルをプラス。計４００ドルを寄付したとツイッターで報告。「皆さんもできる範囲で寄付を続けて！」と呼びかけた。

　思ったことをすぐ行動に移す。なんて素晴らしい女性ゴルファーたち！

　　
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