タイガーとミケルソンが10億円(900万ドル)を懸け直接対決して話題になった「ザ・マッチ」。ペイ・パー・ビューのはずが、無料放送になっちゃった?
米スポーツ専門チャンネル、ターナー・スポーツが視聴者から19ドル99セント(約2300円)を徴収し、番組を配信すると大々的に宣伝。米ゴルフ史上初のペイ・パー・ビューイベントとして注目を集めたが、放送当日思わぬアクシデントに見舞われた。
ターナーによると「イベントの開始前に配信サイトの有料制限に技術的な不具合が生じた」そうで、イースタンタイム(東部時間)午後3時からスタートした中継が一部視聴者に配信できないトラブルが発生。お金を払ってまで世紀の対決を待ち望んでいた人々にとってこれは由々しき事態。
そこで配信サイドはトラブルの原因だった購入者限定の視聴制限を解除したのだが、すると今度は無料で番組を見られる人が続出。当然視聴者から批判が噴出し、ターナーが「代金の払い戻しをする」と発表した。これに追随し、ケーブルテレビ最大手のコムキャストも視聴料の返金を決めている。
48歳と42歳のベテラン対決には「ピークを過ぎたのになぜいま?」の声もあったが、タイガーの復活もありゴルフ界全体の関心事に。しかし蓋を開けると期待されたスーパープレーは炸裂せず、本人たちも視聴者もため息。暗闇のなか、プレーオフ4ホール目でようやくミケルソンがバーディを決め決着し「積年の恨みを晴らせた。自分にとっては価値ある勝利。自慢したい」とはしゃいだが、彼のテンションとは裏腹に「凡戦だった」との評も。
ところで日本では生中継はなく2日後にゴルフネットワークが放映したが、マッチの結果をSNSでナマ発信した人が大勢おり、テレビ放送を楽しみにしていたファンが「ネタバレ最悪!」と激怒するケースも。この時代ネットの発信に制限をかけるのは難しいが……。さて、次回はあるのだろうか。
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