日本シリーズで惜敗した堀川未来夢だが、アドレスやショット姿を見て「あれっ」と思った人もいるのでは? 左手にグローブはなく、いつも素手の"ノングローブ派"なのだ。
確かに素手だ
グリーンでパットをする際は、手袋を外すゴルファーが大半だが、堀川の場合は常に素手なのだ。その理由を本人に聞くと「皮膚感覚を大事にしたいので、ゴルフを始めた時から手袋はしていません」と話す。
日本ではほかに男子では横尾要、女子では賞金女王を6回獲得した不動裕理がノーグローブ派。横尾は「ショットする時ははめて、パットでは外すって面倒くさいじゃないですか」という理由。不動は「(ゴルフを始めた)最初からしてなかったので」とのこと。
米ツアーで手袋をしないので有名なのは、マスターズを制したフレッド・カプルス。「手袋をするとフィーリングがビビッドに手に伝わらない。パットの時、外すのはフィーリングを大切にしたいからだろう? ならば最初からしないほうがいい。ただ雨のとき、グリップがすべるので、合成皮革の雨用手袋は持っているが……」と、インタビューで答えている。
そもそも、いつごろからグローブをするようになったのか? テレビ解説者のタケ小山氏は「ベン・ホーガン、バイロン・ネルソンらは手袋をしていませんでしたから、ジャック・ニクラスらビッグ3の時代からでしょう。それまでは皮革の質も悪いし、高価だったでしょうから、しないのが普通だったと思いますよ。今は契約先がしっかり手型をとってフィットした手袋を提供していますからね」。そういえば現役時代、ニクラスは「ほとんど習慣でやっているだけで効果があるかどうかわからない」と言っていた。現在、ほとんどのプロが手袋をするのは、契約先の広告塔の意味もあるのだろう。
たかがグローブ、されどグローブ……。
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