43歳になったタイガー・ウッズのスウィングをジャック・ニクラスが「彼史上一番いい」と絶賛した。
年末に行われたチャンピオンズツアーの非公式競技ファザー・サン・チャレンジに孫のGTとともに出場したニクラス。インタビューに応じ、タイガーについて言及した。
「いまのスウィングは以前とは比べものにならないくらい良い。前は頭を浮き沈みさせながら打っていたから腰への負担が大きかった」と腰痛を引き起こした原因を分析。
「腰のフュージョン手術は本人が好んで受けたわけではないだろうが、必要なことだった。こんなに良いプレーを再び見せてくれるとは正直思っていなかったし夢のようだが、手術で頭の上下動がなくなりクラブをレベルに振れるようになったことで彼史上最高のスウィングが実現した」と力説した。
ビッグ3のひとりゲーリー・プレーヤーも以前「強いけれどタイガーのスウィングは悪い。なぜあんなに沈み込んで打つのか? シュワーツェルやアダム・スコット、リョウ・イシカワのほうがずっといい」と語っていた。
また有名ティーチングプロ、デビッド・レッドベターはタイガーの度重なるスウィング改造について「トッププロは飽きっぽい。常になにか新しいことをしようと思っている」とコメント。
96年のデビュー以来、コーチを替えながら意図的なスウィング改造を行ってきたタイガーは不本意かもしれないが、腰の動きが制限されるフュージョン手術によってニクラスいわく“理想のスウィング"を手に入れた。だとしたら10年前に止まったメジャー獲りの時計を進められるかが今後最大の焦点。
「すでにタイガーは私を超えている」というニクラスはメジャー優勝の可能性を「十分ある」と断言。
さて、タイガーの“ニクラス超え"“メジャー最多18勝は叶うだろうか?
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