メンバーに1000万強。テニスクラブがコース買収
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/01/22号
2019/01/22更新

メンバーに1000万強。
テニスクラブがコース買収

 ゴルフがテニスに負けた…… といっても、大坂なおみや錦織圭の人気が、松山英樹を上回ったなどという話ではない。

ウィンブルドン勝者のジョコビッチは賞金3億2000万円、全英覇者のモリナリは2億円

 実は、テニスのグランドスラム、ウィンブルドンを主催するオール・イングランド・テニスクラブが、隣接するウィンブルドンパーク・ゴルフクラブを買収するという話だ。

 ウィンブルドンは、4大グランドスラムのテニストーナメントで唯一、予選試合が会場で行われていない試合。その事態を解消すべく会場を拡張しようと、隣接のゴルフクラブに目をつけたというわけ。もっとも、コースを売却するにあたってはゴルフクラブのメンバーの75%の承認が必要なため、そう簡単ではないとも思われていた。しかし、蓋を開けてみると、なんとメンバーの82%が売却に賛成票を投じたという。売却価格は6400万ポンド(約90億円)で、メンバー一人当たり8万ポンド(約1100万円)が支払われることになる。ウィンブルドンパークGCのメンバーの大多数が、ゴルフよりお金を選んだ? それとも、1100万円もあれば、ちょっと遠くなっても名門コースでプレーができると思ったか?

 ちなみに、ウィンブルドンの昨年の優勝賞金は300万ドル(約3億3000万円)、これに対してゴルフのジ・オープンこと全英オープンは189万ドル(約2億円)で、トッププレーヤーの賞金に関してもテニスがゴルフに勝っていることになる。

  
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