18歳から60歳の「生まれ年別のナンバーワンゴルファー」を米サイトが選定。26歳のベストプレーヤーに松山英樹が選ばれた。
未勝利に終わった2018年。本人は忸じく怩じたる思いがあるに違いないが、ゴルフ界の評価は落ちていない。とりわけシーズン終盤のプレーオフシリーズ、デルテクノロジー選手権で4位タイ、BMW選手権で5位タイに食い込みトッププロの証である最終戦のツアー選手権にも参戦。フェデックスカップランキングを13位まで上げ面目を躍如した。
デビュー5シーズン目、ツアー通算5勝の松山が未勝利に終わったのは2015年以来3年ぶり。年間獲得賞金も267・5万ドル(約3億円)と自己ワースト。前年比5億円強の減少となったが、それでもデータ的にはパッティングのスコアへの貢献度がプラス(+0・115)に転じるなど課題を一部克服した格好だ。
ゴルフ界の浮き沈みの激しさは25歳のナンバー1を見ればよくわかる。クラス11(2011年に高校を卒業)と呼ばれる松山の1つ下には強豪がひしめいており、1年前ならジョーダン・スピースがベストゴルファーに選ばれていただろう。だがキャリアグランドスラムに王手がかかった今シーズン優勝は0。期待外れに終わり世界ランクも16位まで後退。25歳ナンバー1の称号は親友のジャスティン・トーマスに明け渡した。
もちろんトーマスもうかうかしていられない。スピースのほかにもザンダー・ショーフリーやブライソン・デシャンボーが控えており、いつ下克上が起こるかわからない。26歳枠はややフィールドが薄いため松山の優勢はいまのところ保たれているが思いもよらぬ伏兵が現れるかもしれない。
今年はプロデビュー以来コンビを組んできた高校・大学の先輩、進藤大典キャディのもとを離れソニー・オープン・イン・ハワイから新たな戦いに挑む。年代別ナンバー1の座は来年も譲らない!?
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