さあ新ルール直前にはプロから異論反論出ていたが
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/01/29号
2019/01/28更新

さあ新ルール
直前にはプロから異論反論出ていたが

  1月1日からの新ルール施行に当たり、昨年末、プロたちから不満の声が漏れてきた。ただ、これは、新ルール適用の試合前の話だが……。

 口火を切ったのは、米ツアー1勝のマッケンジー・ヒューズ。年末に自身のツイッターで、「ちょうど新しいルールに目を通したところだ。いくつかは良い改訂だと感じているが、ほとんどの変更は的はずれだ」などと“過激に"書いたものだから、これに賛同する者、異を唱える者が出て論議を呼んだ。

 ヒューズが新ルールで賛同を示しているのは、プレーヤーのラインにキャディが立つことの禁止やバンカー内でのルースインペディメントの取り除き。そのほかの新ルールは、ヒューズからすれば「ほとんどダメ」で、ルールをシンプルにするという当初の目的を達成できないどころか、混乱させているとしている。しかし、彼の1万人を超えるツイッターのフォロワーとのやりとりのなかで、ボールを探す3分間ルールやピンフラッグを差したままでパットを認めるルールには「いい変更だ」などと、態度を軟化(?)させてはいるが……。

 一方、同じカナダのプロ、グラハム・デレットは、「実は一番の問題であるパターのアンカリングをどのように定義するかということに新ルールはまったく触れていない」と不満を漏らし、ヒューズも賛同。

 また、ヒューズは、ドロップの方法で「肩の高さからひざの高さに変えたことで、何が変わるのか? それによって、プレーの早さがそんなに変わるわけではないし、ルールを変更するために変えただけだ」と批判。

 基本的には(旧)ルールが難しすぎるのとプレーに時間がかかりすぎることでゴルフ離れが起きていることから大改訂になったもので、想定している対象はアマチュアやビギナー。今後、プロたちが新ルールでプレーするなかでさまざまなケースが出てきそうだ。

  
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