一番の問題は〝ひざドロップ〞新ルール適用米ツアー第1戦
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/01/29号
2019/01/28更新

一番の問題は〝ひざドロップ〞
新ルール適用米ツアー第1戦

  米ツアー、今年の第1戦、ハワイでのセントリートーナメント・オブ・チャンピオンズが、プロの試合における新ゴルフルール施行の第1戦となった。さて、選手の反応は……

 もっとも混乱をもたらしたのは「ひざの高さのドロップ」だ。アンドリュー・ランドリーは、うっかり肩の高さでドロップしようとして、ギャラリーに注意された。同様に小平智もブルックス・ケプカの「ニー、ニー(ひざだ、ひざ)」という指摘でギリギリセーフ。ブライソン・デシャンボーは「ひざの高さの新ルールは、ちょっと馬鹿げている。肩の高さからひざの高さまで、どこでもドロップしても良いとすべきだ。これで何の問題もないはず。新ルールには、いろいろと問題がある」と批判している。

 デシャンボーといえば、新ルールで認められたピンを立てたままのパッティングの推進者で、初日には、これでパットをガンガン沈めて、パット貢献度がトップに。しかし、「ほかのプレーヤーを尊重しなければならないしね。毎度『ピンフラッグを入れ戻してくれ』とは言えないよ。僕はそういう人間じゃないんだ」と殊勝なコメント。結果は14アンダーで7位とまずまず。

 この試合には出場していなかったが、セルヒオ・ガルシアは「長いパットの時は、距離感がわかりやすいので、ピンを立てたままでプレーするが、1・5メートル、3メートル、4・5メートルといった距離では、ピンを抜くつもり。強く打つと旗竿に跳ね返されるからね」と語っている。つまり、いくら“変わり者"のデシャンボーでもガルシアのような選手とラウンドする際に、一旦抜かれたピンを戻してくれとは言いにくいということなのだろう。

 「スパイクマークをならせるのがいいね」とゲーリー・ウッドランドが語るように、好評だった新ルールもあるが、今後もさまざまな問題や意見が出てきそうだ。

  
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