新ルールの施行で、世界中でさまざまな“プチ事件が起こっているが、日本で「新年コンペ」を行ったコースにその様子を聞いてみると……。
今後はコレね!
神奈川県の戸塚CCでは2日、3日に新年コンペが実施された。混乱がなかったか尋ねると「とくになかったようです。昨年から月例で予行演習していましたから、それがきいたのかもしれませんね」(所属の山本信弘プロ)
予行演習の際に戸惑った人が多かったというのは「ドロップの仕方」とパッティングの際「ピンを立てるかどうか」だったという。
ドロップするのに、ひざから落とすというのが不自然で、どうにも“サマにならない"ことが理由のようだ。SNSでもドロップの仕方をコミカルに揶揄した動画が拡散されている。慣れてくればそんなこともなくなるだろうが……。
ピンを立てるかどうかについては「立てる人もいれば、その次には抜く人もいて、それでプレーが早くなるか疑問ですね。ただ20メートルもある距離などの場合は、抜きに行く面倒さがないのは助かります」(同)
“ピン問題"については、こんな意見も。アップダウンの多い日本のコースでは、打ち上げでグリーンはピンしか見えないホールもある。これまでは、ピンが見えなければ前の組がプレー中と確認できるだろうが、ピンが立ったままだと後ろの組から打ち込まれる危険性があるのでは、という危惧だ。
「ともかく20以上もの新ルールを覚えているかどうかは疑問で、上記のほか、バンカーでルースインペディメントをとってもいいなど、3つくらいしか実行されていないのでは……。それに、今回の新年コンペは“遊び"。これからクラチャンなど公式の試合ではいろいろ問題が出てくるかもしれませんね」(同)
新ルール施行は始まったばかり。さて、どうなっていくのやら。
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