米男・女両ツアーでボーナス100万ドル(約1億1000万円)の新たな年間チャレンジがスタートした。
有力候補はC・ハル!
これまで年間チャレンジといえばPGAツアーのフェデックスカップに代表されるように成績をポイントに換算して競うスタイルが主だったが、今回導入される「Aonリスクリワードチャレンジ」は各試合の指定されたホールの平均スコアを年間を通して競うというもの。
保険関連企業で、かつてサッカーのマンチェスターユナイテッドのメインスポンサーとなって一躍知名度を上げた実績のあるAonは今季から男女両ツアーとパートナーシップ契約を締結。新規参入のオフィシャルパートナーが新チャレンジ主宰で存在感を示した。
男子は28試合、女子は30試合でチャレンジが実施され、LPGAツアーは19年の開幕戦ダイヤモンドリゾートトーナメントオブチャンピオンズで新企画をスタート。米フロリダのトランキロGC16番パー4が対象ホールとなった。
これに先立ち記者会見を行ったLPGAのマイケル・ワンコミッショナーは「男女両ツアーで賞金の差がないチャレンジが実現するのは本当に素晴らしい」と喜色満面。同席したリゼット・サラスも「男子と同じ賞金というのは女子ゴルフだけでなく女性全体に与える影響がとても大きい」。
女子ツアーでは16試合でパー5が指定ホールに決まっており、昨季パー5の平均ストロークが4・57でトップだったチャーリー・ハルが俄然有利では? という声も。
女子にとっては魅力的でも優勝賞金100万ドル超えの男子ツアーではどうなのか?
PGAツアーでこの話題が取り上げられないのは金額のせい? と勘ぐりたくなる。だが勝負事ならジャンケンでもトランプでも勝ちたい負けず嫌いの集団だからチャレンジを歓迎する選手も少なからずいるはずだ。
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