昨年、スコットランドのエジンバラ大学で行われた「ゴルフと健康」についての学術研究の成果発表と、それに続く第1回「ゴルフと健康に関する世界会議」でのアニカ・ソレンスタムの発言が話題になっている。
エジンバラ大学での発表は「ゴルフをしていると長生きできる。とくに心臓病のリスクを減らし、精神面での健康につながるからだ。皮膚ガンの危険性は増加するが、ほかのスポーツに比べると、ケガのリスクも少ない」というもの。
その後、世界会議でソレンスタムは「ゴルフは老若男女すべての人々の健康にとって素晴らしい恩恵がある。プレーだけでなく、トーナメント観戦もプラスになる。こうした恩恵があることがわかったのですから、私たちは協力してゴルフをより普及させていかねばなりません」と熱く語った。
この世界会議には、EU離脱問題で揺れるイギリス議会の議員たちもかなり参加し、賛同の意を表していることが話題をさらに大きくし、この研究成果が世界中に伝えられることになった。
国連の世界保健機構の学者で、運動と健康のための国際協会の会長でもあるフィオーナ・ブル氏は「ゴルフは30代で始めたことがありますが、当時は非常に難しく、高額でエリートたちのスポーツだと考えていました。でも、初心者のためのプログラムに参加して、どんなに簡単で楽しめるものかがわかったし、9ホールのプレーがどんなに活動的かもわかりました」と語り、ある意味、イギリス議会や国連のお墨付きまでもらった形。
世界で医療や健康保険にかかる費用が巨額化し問題となるなか、ゴルフで費用削減につながれば万々歳だ。
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