ローリー・マキロイがまさか虎さんに嫉妬?
まもなく三十路のマキロイだが、まだ小僧?
虎さんことチェ・ホソンがユニークなスウィングで注目を集め、ペブルビーチプロアマに招待されることになったのは弊誌でも既報のとおり。そこにマキロイが“クレームをつけたのだ。
「彼が出場することで、PGAツアーのイベントでPGAツアーの選手から出場枠を一つとってしまうのが正しいのか、僕にはわからないな」と話したマキロイ。もっともマキロイは、チェのことを否定しているわけではなく「技術的には、彼のスウィングは悪くない。インパクトまでを見ると、技術的には非常に良いスウィングをしている。彼は明らかに良いプレーヤーだ」とも語っている。
マキロイにすれば、ビッグな米ツアーに出場するにはきちんと資格が必要で、話題性だけではダメといったことを言いたいのだろう。しかし、こうした特別招待枠は以前からあり、今に始まったことではない。タイガー・ウッズでさえプロ転向宣言をした後、招待枠で出場した試合で優勝してツアーのシード権を獲得したこともある。また、昨年、NBAのスーパースター、ステフィン・カリーが下部ツアーに出場し、たくさんのギャラリーを集めたのも記憶に新しいところだ。
マキロイの視点に欠けているのはプロの試合には興行の一面があるということ。より多くの観客を集め、テレビの視聴率を上げることで、トーナメントは成り立ち、プロは賞金を得ることができる。まして、ペブルビーチプロアマは、多くの芸能人が集まり、それを目当てに集まるギャラリーの多い試合だ。ゴルフファンにすれば、世界的に話題になっているチェを見てみたいと思うのも当然。
よもや「俺以外のことが大きな話題になるのがイヤ」という発想からの発言なんてことはあるまいが……。
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