昨年、かつてテーラーメイドのメタルウッドのシェアを50%にまで引き上げた、同社の“大功労者"マーク・キング氏(59)が本間ゴルフのコンサルタントに就任して話題になったが、彼のインタビューが米誌に掲載された。
本間ゴルフを、アメリカをはじめとする世界のマーケットに“進出"させるために抜擢されたキング氏。当面の目標は「知名度と顧客の満足度のアップ」という。すでにジャスティン・ローズとの10本のクラブ使用契約に成功し知名度アップに早速貢献、今回のインタビューなどPRにも積極的。
「本間のクラブは非常にユニークだ。セットで2万ドルとか5万ドル(約545万円)で販売しているものもある。でも、それを買いたがっている人もいるんだよ。機能的な車を安く購入することもできるが、20万ドルの車を購入する人もいる。何千ドルもするルイヴィトンの財布を買い、100ドルの口紅とコンパクトを買う女性もいる。 それは感情の問題で、論理的なことではないんだよ。私は20%のゴルファーがゴルフ用品(売り上げ全体)の80%を購入していると思う。そしてその20%の人は毎年、ユニークで異なったものを買いたがっている。だから、新製品を1年間のスパンで発表するのがベストだと考えている」と、キング氏。実は、テーラーメイド時代の後悔があるようだ。製品自体は悪くないのに、売り上げが少し落ちるとすぐに新製品を投入したため、ゴルファーの混乱を招き、価格競争に巻き込まれるしかなくなったという思いだ。
キング氏は本間ゴルフの酒田工場も視察。そもそも「テーラーメイド以外のゴルフブランドで働くことはまったく考えていなかった」そうだが、会長や社員たちの熱意に感銘したことも明かした。欧米でも勝機アリと感じたか。
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