素振りで1打罰。ポルトガルのコースが過激なスロープレー対策に乗り出す
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/02/26号
2019/03/01更新

素振りで1打罰。ポルトガルのコースが
過激なスロープレー対策に乗り出す

 素振りでワンペナという驚きのローカルルールを採用するゴルフクラブが現れた。ポルトガルの名門、パルマレス・ビーチ&ゴルフリゾートだ。

わわわ、ワンペナ!?

 クラブの広報官は「私たちは、スロープレーに対する“戦争"を加速させ、先陣を切っている。今こそ“セーブ・ザ・ゴルフプラネット"のために立ち上がり、行動を起こす時だ」と熱い。

 このコースがワンペナを課すのは、素振りだけでない。パッティングのためにグリーンの両サイドに行って、アンジュレーションを読むのもワンペナ。暫定球を打ったり、ロストボールを探すのもワンペナ。余分な時間をロスしないように、全てのロスト(と思われる)ボールは、(探さずに)新しいボールでプレー。OB、ロストの際には強制的に前進4打という、なかなか過激なものだ。

 さらに、月に1回、4人のチーム戦で、各自のティショット後、4人が常にベストボールを打つというテキサススクランブルの9ホールを90分でラウンドする試合を今後毎月開催して行く予定という。

 同クラブの運営ディレクターは「1ラウンドに5時間もかかるのは受け入れがたい。スロープレーはゴルフをダメにすると思う。だからこそ、私たちは何かをしなければいけない。まず、ゴルファーのメンタルを変えていかなければいけないんだ。そのために私たちがやらねばならないのは、極端なことに思えるが、同時にゴルフをさらに楽しめるようにすることにつながると思う」と語っている。同コースでは、さらに“過激な"ローカルルールを考える予定もあるというが、まさか、ワッグルでワンペナ……なんてこともあるのかも?

  
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