昨年の全英オープンでビザの申請を忘れ、初日のスタート45分前に滑り込んだり、パスポートの期限が足りずCIMBクラシックの開催地マレーシアに入国できず話題になったジョナサン・ベガス。そんな“ドジ男"のあとを継ぐ強者が現れた!?
名前はベガスと同じジョナサン。だがこちらは41歳のベテラン、バード。ツアー5勝の実績を持つが、最近は目立った活躍もなく、昨季はトップ125を外しシード落ち。今季は下部ツアーのウェブドットコムツアーを主戦場にしている。
そのバード、2月第2週はウェブドットコムツアーのパナマ選手権に出場するはずだった。ところが空港でパスポートを忘れたことに気づき、慌てて自宅にとんぼ帰り。万事休すかと諦めかけたとき奇跡が起こる。
同週開催のPGAツアー、AT&Tペブルビーチプロアマの出場枠が繰り下がり自分が補欠の1番になっていることが判明。さらに数時間後、晴れて出場が確定するとバードはツイッターで「パスポートを忘れていなかったらいまごろパナマ。でもペブルビーチ行きが決定。神様はいつも想像以上の壮大な計画を用意してくれる!」とつぶやいた。
PGAツアーのシード復活を目指すバードにとっては、まさに渡りに船。ひょうたんからコマというか災い転じて福となす、というべきかわからないが、単に出場権を得ただけでなく3日目には首位に5打差の7位タイに浮上し、上位を狙える位置に。気温が下がり難コンディションとなった最終日はスコアを落としたが、22位タイフィニッシュは今季のシーズンベスト。今後に弾みをつける結果となった。
同大会で優勝争いを演じたポール・ケーシーは同じ41歳で、勝利をつかんだミケルソンも48歳。バードも老け込んではいられない。何より運も実力のうちと申しますから!“持っている男"に期待。
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2018/11/08 ドジではすまない!ベガスがまたまたやらかした
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