感情的なのは強みで弱み。ガルシア反省の弁
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/03/12号
2019/03/07更新

感情的なのは強みで弱み。
ガルシア反省の弁

  欧州ツアーのサウジインターナショナルで怒りに任せグリーンやバンカーに"八つ当たり"して損傷させ、大会を失格になったセルヒオ・ガルシア。SNSに反省の弁と謝罪を綴った。

 失格になった直後、謝罪のコメントを発表していたが、昨年8月以来となる米男子ツアー(ジェネシスオープン)参戦にさきがけ、改めて騒動への思いを語った。

 「PGAツアーにシーズン初参戦できてうれしい。兄がバッグを担いでくれるのも心強い」という書き出しのあと騒動に触れ「改めてファンや同僚プロに謝りたい。あれは自分らしくない行為。本当の僕はああではない。感情的になるのは自分の最大の強みであると同時に弱みでもある。起きてしまったことから学び、今後は感情を上手くコントロールできるようしたい」と、兄弟のツーショットとともにインスタグラムにコメントを載せた。

 サウジでは5カ所のグリーンでガルシアの行為が認定され、さらにバンカーを何度も叩きつけるシーンまで。スタート時間が早かったため放送局(スカイスポーツ)のカメラがその場面をとらえることはできなかったが、ガルシアの組についていたスコットランド人のレポーターが行為をつぶさに目撃。バンカー動画もアップされ、ガルシアは言い訳のできない状況となり失格を受け入れた。

 「もう2度とこのようなことは起こらない」と本人はいうが、39歳一児の父となったいい大人がこれまで何度も繰り返してきた怒りに任せた行為を本当に直せるのか?

 プロ仲間からは「これがガルシア。今回はさすがに常軌を逸しているが、これからもあるんじゃない」と醒めた声が聞こえてくる。

 昔はクレイグ・スタドラーが“瞬間湯沸かし器"と呼ばれ、同僚から「ラウンド中怒ると手がつけられない」といわれた。そういえばスタドラーもメジャー勝利はマスターズの1勝のみ。まさかガルシア、スタドラーの跡を継ぐ……?

  
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