来年9月米ウィスコンシン州ウィスリングストレイツで開催される欧米チーム対抗戦ライダーカップ。米チームキャプテンに史上はじめてメジャー未勝利のスティーブ・ストリッカーが指名された。
「ゴルフ界でライダーカップのキャプテンに選ばれることほど名誉なことはありません。私は闘争心のかたまり。チームの勝利のためならなんでもしたい」。就任会見でそう語り、感無量の表情を浮かべたストリッカー。
故郷であり地元のウィスコンシン州で指揮をとることになり、来たるべきプレジデンツカップで彼を副主将に指名したばかりのタイガーは「ストリッカーほどの適任者はいない」と手放しで喜んだ。
ツアー12勝のストリッカーのライダーカップデビューは41歳(08年)と遅咲き。そこから3大会連続メンバーとなり、16年には副キャプテンに就任。また17年のプレジデンツカップでは主将としてチームを勝利に導いた。「近年、欧州がアメリカを圧倒しているように見えるが決してわれわれの才能が劣っているわけではない。ただ肝心の勝負どころでパットを決めきれていない。ホームで開催される次回は地元ファンに“忘れられない週末"をお届けしたい」
新キャプテンとして最初に取り組んだのがジム・フューリックを副キャプテンに任命すること。そして“あの男"への対応だ。あの男とは前回騒動を起こしたパトリック・リードのこと。
「彼とはもう電話で話し、あの一件は彼が謝罪し終わっていることを確認した。“すべてはチームのため"という彼を信じるよ。今後もコミュニケーションを密にとって選手たちの意見を吸い上げたい」
成績をポイントに換算し、上位8人が自動的にメンバー入り。残りの4人はキャプテンが選出することになる。
本番までおよそ1年半。ここ10大会は3勝7敗と劣勢の米チーム。ストリッカーの地元でカップ奪還なるか注目だ。
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