ブック代をケチって(?)失格になった米ツアー選手。事の顛末
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/03/26号
2019/03/22更新

ブック代をケチって(?)
失格になった米ツアー選手。事の顛末

 ついに、新ルールによるトーナメント失格者が出た。先のホンダクラシックの初日に、アレックス・チェイカがグリーンリーディングブックのサイズ制限に違反したためだ。

 最初に気がついたのは、チェイカの同伴プレーヤーのキャメロン・トリンゲールという選手だったという。10番グリーンでチェイカが古いグリーンリーディングブックを持って歩くのを見たという。

 「キャディに話し、チェイカ本人にも指摘したが、どうすればいいのかわからず、最初に会ったオフィシャルにそのことを話したんだ」とトリンゲール。

 これに対して、オフィシャルが13番ホールで、チェイカのグリーンリーディングブックを確認。すると、「14番ホールを終えて、トイレから戻ったら、チェイカがカートに乗せられて行ってしまった」(トリンゲール)のだという。

 PGAツアーのルールオフィシャルのロビー・ウェア氏は「チェイカはサイズと縮小率がルールの制限を超えた古いヤーデージブックと古いグリーンリーディングブックを使用していた。彼自身、古いブックを使用していたことを知っていたが、彼がその縮小率を完全に理解していたかはわからない」とコメント。「失格にするしかなかった」と語っている。

 ちなみに、グリーンブックのサイズ制限というのは、大きさそのものが縦約17・8㎝×横10・6㎝のポケットサイズで、縮小サイズは480分の1、およそだが1センチで5ヤード強を超えてはならないというもの。

 ちなみに、会場となったPGAナショナルでは、1年前にグリーンを改造しており、チェイカの使用していた古いグリーンブックでは、微妙なアンジュレーションがわからなかったはず、などという話も出ている。ブック代をケチって(?)失格になったとは、何ともお粗末? 気の毒?

  
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