ついに、新ルールによるトーナメント失格者が出た。先のホンダクラシックの初日に、アレックス・チェイカがグリーンリーディングブックのサイズ制限に違反したためだ。
最初に気がついたのは、チェイカの同伴プレーヤーのキャメロン・トリンゲールという選手だったという。10番グリーンでチェイカが古いグリーンリーディングブックを持って歩くのを見たという。
「キャディに話し、チェイカ本人にも指摘したが、どうすればいいのかわからず、最初に会ったオフィシャルにそのことを話したんだ」とトリンゲール。
これに対して、オフィシャルが13番ホールで、チェイカのグリーンリーディングブックを確認。すると、「14番ホールを終えて、トイレから戻ったら、チェイカがカートに乗せられて行ってしまった」(トリンゲール)のだという。
PGAツアーのルールオフィシャルのロビー・ウェア氏は「チェイカはサイズと縮小率がルールの制限を超えた古いヤーデージブックと古いグリーンリーディングブックを使用していた。彼自身、古いブックを使用していたことを知っていたが、彼がその縮小率を完全に理解していたかはわからない」とコメント。「失格にするしかなかった」と語っている。
ちなみに、グリーンブックのサイズ制限というのは、大きさそのものが縦約17・8㎝×横10・6㎝のポケットサイズで、縮小サイズは480分の1、およそだが1センチで5ヤード強を超えてはならないというもの。
ちなみに、会場となったPGAナショナルでは、1年前にグリーンを改造しており、チェイカの使用していた古いグリーンブックでは、微妙なアンジュレーションがわからなかったはず、などという話も出ている。ブック代をケチって(?)失格になったとは、何ともお粗末? 気の毒?
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